政府は赤字の中小企業から人材を移動させたいらしい

ここ数年の最低賃金のアップや、離職者の再就職支援への助成金など、政府は労働力の移動を加速させようとしている。

こうした政策に対して「そんなことされたら会社が潰れてしまうよ」という批判は愚問だ。政府は赤字の中小企業には潰れてもらって、もっと効率よく利益をあげる大企業に労働力を移動させたいのだ。

ましてや、ここ最近の人手不足の状態からすれば、そうした労働力の移動はある程度実現しやすい環境と言えるかもしれない。

赤字企業にも課税される外形標準課税が中小企業へも適用となれば、まさに赤字企業潰しが本格化するのかもしれない。